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プロジェクト・イッカク 2021.3.11
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スライド概要
日本財団・JASTO・リバネスは、「海ごみ削減を実現するビジネス」を社会実装していく流れを生み出す「プロジェクト・イッカク」を立ち上げました。( https://ikkaku.lne.st/ )
本プロジェクトは、新技術や従来にない発想をもつベンチャー企業をはじめ、学術機関・町工場・大企業・中小企業などの「超異分野チーム」が連携していくことで革新的技術の開発や事業化を推進していきます。
2021年春に作成、発表した本スライドでは、3チームの活動から見えてきたビジネスモデルについてご紹介します
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- DATE 2021.03.11 海ごみ削減を実現する 経済システム構築
- 「これ以上、海にごみを出さない」経済システムを構築する 超異分野インキュベーションプロジェクト
- Issue 05 扉 13 扉 19 扉 25 Change 06 概要 14 概要 20 概要 26 Holistic 07 15 16 22 ビジネスモデ ル ごみ回収 27 08 ビジネスモデ ル エネルギー 21 Potential ビジネスモデ ル 衛星観測 Approach 09 17 水 23 再資源化・製品化 29 IKKAKU Vision 10 ドローンによる観 測 定点観測 18 食料 24 Plan 11 28
- 世界が直面している社会課題の多くは、これまでの経済 システムによって生じました。
- だから、社会課題に対して個別の解決と共に「問題を生まない」経済 システムをベースにしたアプローチが必要となります。
- プロジェクト・イッカクは海ごみ削減「施策」では なく、「ビジネスシステムの実装」を目指します。 海ごみ問題を経済システムの問題としてホーリステ ィックに取り組むプロジェクトです。
- 海ごみ問題を経済システムとしてとらえると、ビ ジネスの種は無数にあり、あらゆる産業が関わる と言っても過言ではありません。
- 新しい経済システムの実現には、さまざま な視点や技術をもつ異分野のかけあわせが 必要になります。そのため、プロジェク ト・イッカクはさまざまな分野の専門家た ちが集結し、共創的なアプローチで海ごみ 削減のビジネスを生み出すプロジェクトで す。
- 超異分野による 人々の生活全体を これらの循環運動を 脱中心的な経済システムを サーキュラーベースで 日本だけでなく世界へと 構築すること 再構築すること 広げていくこと プロジェクト・イッカクは、オールジャパンの超異分野チームであることだけでは ありません。世界を対象に、特に海ごみ問題が深刻な地域での課題解決に取り組み、 人々の新しい生活のあり方をつくることを目指します。
- 持続・自律的 実証実験 ビジネス化 ビジネスへ プロジェクト・イッカクは2019年より始まり、2020年に 研究開発や実証試験を進めました。そして、2021年から ビジネス化を実現し、2022年以降は持続的かつ自律的な ビジネスとなることを目指します。
- 衛星・ドローン・定点観測による ごみ漂着状況診断システムの構築
- 衛星・ドローン・定点観測装置によるごみ漂着状況診断システムの構築 衛星、ドローン及び定点観測装置等を用いて沿岸部 のごみ漂着状況を長期・網羅的に観測します。また、 ごみの分布や種別の分析が可能な海ごみ診断システ ムにより効率的なごみ回収・漂着予測を実現します。 株式会社天の技 株式会社Ridge-i 株式会社自律制御 システム研究所 株式会社ドローン クリエイト 工藤 裕 リーダー 横山 慶一 井上 翔介 松本 亨 ノウ株式会社 琉球大学 Drone Fund 深津 康幸 姜 東植 千葉 功太郎 日本ユニシス 株式会社
- ごみ漂着状況診断データで 調査・監視の人手不足を解消 沿岸の自治体や観光産業企業は、現在、海ごみ漂着の把握のために目視で調査を行っています。し かし、人件費や調査員の高齢化などの問題に加え、人が立ち入ることができない区域の調査はでき ていません。Debris Watchersはこうした問題を解決するためのサービス提供を行ってゆきます。
- 宇宙から海洋ごみの分布と流れを可視化 衛星観測 人工衛星から海岸線を監視し、定期的に海 岸線の汚染度を検出し、注視すべき場所を 推定することができます。 ▪︎ 30以上のサービスを利用した衛星画像 ▪︎衛星データの画像化、解析可能な形に ▪︎海岸の状態、ごみ識別の独自手法の開発 2020年11月には島根県益田市海岸でビーチクリーン活動を行った。現在、 清掃前後の漂着ごみ状況を衛星画像を用いて解析中 マイクロ波を利用した SAR 衛星による解析を推進
- 漂着したごみの量と大きさを計 測 ドローンによる観 測 AIによる識別で海岸のごみ回収の要否を 判断することができます。 ▪︎アラートや調査要求に応じた即応型の対応が可能 ▪︎分解能が高く、詳細な漂着ごみ画像の取得 ▪︎漂着ごみの種類を識別可能 独自のごみ識別 AI が塗り絵のように判定。9種類の漂着ごみをラベルづ け
- 低コストかつ自動的な監視システム 定点観測 定点観測装置KAKAXIはすでに国内に12台設 置し、観測中。Web上で画像閲覧できるほ か、気温などを確認することもできます。 ▪︎低コストの無人定点観測システム ▪︎取得データをWebで確認可能 ▪︎漂着ごみ判定・アラート機能 耐久性、及び設置環境に左右されないデバイスの改善 定点観測装置KAKAXI モバイルでも閲覧可能な KAKAXIのダッシュボード画面
- エネルギー・水・食料生産を可能にする 自立分散型社会の創造
- 自立分散ごみ処理システムの開発 未分別のごみを自立分散型のごみ処理装置により燃料へ変 換し、そのエネルギーを使って生物学的処理による海水か らマイクロプラスチック(MP)を除去し、安心・安全な海産 物の生産・供給を実現します。亜臨界水処理、ペレット化、 生物学的処理、藻類培養によるCO2回生などさまざまな技術 を組み合わせたエコトリニティの社会実装を目指します。 サステイナブルエネルギ 株式会社ノベルジェン 小倉 淳 リーダー 株式会社ヒューマノーム研究所 瀬々 潤 ー 開発株式会社 光山 昌浩 サブリーダー 株式会社リテックフロ ー 瀬名波 出
- マイクロプラスチック問題を解決しながら、 エネルギー、水、食を生み出す さまざまな技術を組み合わせてつくられた、エネルギーや水、食はそれぞれ電力会社や水産業、消 費者への提供を目指します。特に、近年懸念が高まるマイクロプラスチック問題に対して取り組む 水や食の事業はこれまでにない付加価値を生めることが期待されます。
- 分別せずにほとんどのゴミをエネルギーへ エネルギー 分別コストを抑える自立分散型のごみ処理 装置。亜臨界水処理や炭化処理を組み合わ せてつくられるペレット型燃料は、エネル 亜臨界水処理物から生成した炭化ペレット ギーとしての利用を目指します。 ▪︎コミュニティ単位で設置可能な分散・自立タイプ、 あるいは車載型で移動可能 ▪︎石炭と同様の発熱量のペレット型燃料生成に成功 従来の大規模な処理施設と比べ省 エネルギー化、コスト低減をしな がら、災害地などでの対応を可能 にする画期的な車載型のごみ処理 システムを実現。
- 海洋プラゴミ集積地周辺の水質浄化 水 マイクロプラスチックを吸着する粘着性多 糖類分泌藻類を利用し、養殖場や下水処理 場で水質を浄化します。 珪藻の大型培養水槽 ▪︎最大90%のMP除去 ▪︎MP除去の世界初特許 ▪︎水処理施設・水産物養殖施設への導入
- マイクロプラスチックフリーな食の提供 食料 CO 2 を利用して培養した藻類によって、海 水産物の養殖に最適な環境をつくります。 妊婦も子供も安心・安全な海水産物の供給 を目指します 。 ▪︎海藻の成長を促進する資源としてCO2を活用 ▪︎ 海洋プラゴミ汚染を除去した安全な食料の供給 ▪︎世界的課題のCO2削減にも貢献
- 海ごみを心に残る製品へ生まれ変わらせる アップサイクルシステムの開発
- 海ごみを心に残る製品へ生まれ変わらせるアップサイクルシステムの開発 ビーチクリーン活動を観光事業として展開し、海ご み問題の自分ごと化を促します。拾った海ごみはバ ッグなどのアップサイクル製品に。材料と付加価値 の変革により従来の小売・流通・製造のバリューチ ェーンそのもののイノベーションを目指します。 株式会社マナティ マナブデザイン株式会社 株式会社ピリカ 金城 由希乃 リーダー 高橋 学 サブリーダー 小嶌 不二夫 株式会社TBM 東京理科大学 杉山 琢哉 生野 孝
- ごみを原料とする 新しいプラスチック材料メーカーのあり方 価値と行動の変容を促すためにごみの回収活動を観光アクティビティとして事業化 。回収したごみは シートやペレットに再資源化、もしくは回収活動参加者向けにバッグなどのスーベニアにして販売し ます。啓蒙的活動と経済活動の両輪で最終的には新たなサプライチェーンの構築を目指します 。
- 実績あるごみ回収網と連携 ごみ回収 プロジェクトMANATIIと連携して観光アク ティビティ化を実現。観光客は回収活動に 参加し、地元コミュニティにも参加するこ とができます 。 ▪︎プロジェクトMANATIIにはすでに地元企業や自治体 など30以上のパートナーが参加 自治体連携、企業連携などによる回収網の強化
- ごみをシートやペレットに再資源化 再資源化・製品化 ウキなどの海ごみや河川から海へと流れ着 きやすい流出人工芝などを粉砕したり異物 を除去してペレットやシートへと再資源化 する技術を開発。バッグや化粧品用のボト ルの開発に成功しました 。 ▪️異物除去の特許取得や外注先選定 ▪️試作化の金型調達、外注先選定
- 「これ以上、海にごみを出さない」ために。 コラボレーション、技術協力、事業連携に ご関心のある方はコンタクトください。 ikkaku@lne.st Webサイトは こちら
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