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テーマ1.都【P-026】都市域の公園樹林や農地などでの雨水ならびにダムの事前放流水を水源とした地下水の人工涵養の社会実装について。テーマ2.富士山での研究拠点つくり。

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  • 超異分野学会大阪大会 2025研究発表 研究テーマ1.都市域における 雨水流出抑制と公園樹木の 生育環境の改善との両立。 Hyper Interdisciplinary Conference Osaka 2024 1.Achieving both control of rainwater runoff in urban areas and improvement of the habitat of park forests . 1
  • 研究の背景ー都市域の雨水流出抑制と 公園緑樹の保全と更新との両立を 探ってみたい。 元々私が大学通りで研究を開始した理由は 枯渇が進んでいる国立市南部の湧水を守るために まとまった広さがある緑地帯で雨水を浸透 させることができないかと考えたからあった。 しかし、ある出来事を境に雨水の浸透だけを 重視しすぎると桜などをはじめとする公園樹林の 維持・更新に良くない影響を与える可能性が あるという仮説を持つようになった。 そこでまずはその仮説にもとづき樹木の 生育を支える土壌性状(透水性、硬度など)が どうなっているかを調べて いくことにした。 写真2-1 台風で倒れた大学通りの桜の状況。 図2-1 調査穴を掘削した結果を 元に作成した土壌断面図の 一例 2
  • 最近の動向 一昨年、枯死した桜(ヤマザクラ)に代わって新しい桜 (エドヒガン)を補植する事前作業においてこれまでの大学 通りでおこなった土壌調査の知見を元に土壌の入れ替えと 踏圧による土壌硬化の抑制と透水性の維持のために軽石を混ぜた 土で埋め戻すことを提案して採用していただくことが出来た。 補植後に植穴の近くで行った透水試験では透水性が極めて悪い層が あることが確認され事前作業の有効性が裏付けられた。 掘削した植穴、充填した土壌の性状、補植後におこなった透水試験の 状況などは紙幅の関係で別掲する。 3
  • 調改補 製良植 の土穴 状のの 況 掘 削 と 4
  • 補 植 後 の 調 査 の 状 況 5
  • 今後の展開1.公園樹林の雨水の挙動を探る試みに向けて 樹木直下の雨水を 集める容器 採取した 雨水の測定 土壌水分計 土壌水分計による 計測の一例 連続して雨水の挙動をモニタリングするのが上記の手法では難しいので 土壌水分センサと貯留装置につけたロードセルの電圧出力をデータ ロガーに記録する試みの準備を進めている。 6
  • 今後の展開2.地下水の人工涵養に向けた散水試験 • 緑地内での土壌水分の自動 計測を試みた所、降水が • ない状態が続き降水のあり なしによる変化が見込めな いため地下水の人工涵養に 向けて製作中の機材を転用 して雨の代わりに水道水を 散水してその影響を計測し て降水量と土壌水分との • 関係をみることにした。
  • 3.大都市圏の田畑を活かした 雨水流出抑制の研究に向けて 国立市内の水田に水位を 電圧で出力するセンサと 図4-1 この試みがめざす将来的な社会実装の姿 (簡略なフロー図) 写真4-1組立中の 水位・水温実験装置 大雨前 大雨時 事前放流 放流 水温を電圧で出力するセンサを 設置(水位センサの温度補正用)の 電圧出力をそれぞれデータロガーに 記録させる試みを実施する準備を 進めている。 現在は、ようやく水温と水位を変えて 2つのセンサの出力を調べる予備実験の 田畑での放流 水の貯留・浸透に よる地下水涵養 降雨があった 地域の田畑での 貯留による流出 抑制 事前放流が 空振りになった 場合の渇水 リスクの軽減 河川への流入を 抑える(ピーク カットまたは ピークシフト 準備に取り掛かれたところである。 この実験は図4-1の青く塗りつぶ した部分の実現に向けた基礎実験である。 7
  • 研究テーマ2. 2.Meteorogical observation at Mt. Fuji. 現在、富士山の山頂では通年で気温、気圧などの観測がおこなわれているがこれでは上山・下山の際に 重要な指標となりうる風速、風向の詳細かつリアルタイムの情報提供はおこなわれていなかった。 最近になり風速と気温のデータがリアルタイムで提供されるサービスが開始されようになり 入山者の安全を確保する仕組みが出来た。これらの状況を鑑みて私個人が機材を設置して気象観測を おこなう必要がなくなったと判断して観測プロジェクトを一旦中止することにした。 今後は既存の山小屋を月面探査ロボットなどの試験をおこなう際の拠点として活用するプロジェクトを 展開することにした。
  • ご視聴いただきましてありがとうございました。

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